◎安全性を改善しました
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歩道と車道に十分な広さを確保しました。車道には中央分離帯を設けました。歩道と車道の間に植えた並木は、歩行者にとっての安全性にも役立ちます。
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夜でも安心して通っていただけるように街灯を増やしました。
◎周りの環境となじむように考えました
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デザインを重視しました(?)。
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歩行者が楽しめるように歩道に樹を植えてみました。
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近所の人たちにとって憩いの場となるように展望台を設け、ベンチを設置しました。
以下ラフスケッチ
2001.9.27
池田皓甫,山田純子,神保雅弘

9月中に色々と検討を加えてくれたようです.前回の初めのプランからの主な変更は橋脚を2本に変更し,3径間とすること,2階建てではなく歩道を上げることです.
橋脚を減らしたことはデザイン的な観点からだそうです.2階建てを止めたのは,構造的に難しくなることと,階段等の昇降施設との折り合いがつかないことなどからだそうです.その代わりに歩道を中央部で1〜2m車道より上げ,歩行者から景色が良く見え,かつ自動車より歩行者を安全に守るとのことです.また,橋脚の位置にバルコニーを付ける予定です.ただし橋詰広場は,交差点となるので見通しを優先してシンプルなものとするとのこと.北原先生より”広場的な橋梁”とのコメント.
橋上に街路樹を植えるプランは変更無し.あまり大きく成長する樹木は向かないと思いますが,仙台駅のペデストリアンデッキにも街路樹が有るそうで,どのような種類を用いるかは要検討です.構造は側方はアーチ橋のイメージですが,アーチ橋ではなく,アーチ状の主桁(RCorPC製?)を用いた2ないし3主桁橋とするようです.主桁間の横構,対傾構等の形式は未定です.
まだ新橋梁のキャッチフレーズ,名前等は決定していないので,今後の課題です.
最終的にはパンフレット的な物を作成しますが,そのときにはラフスケッチがCGに置き換わっていることでしょう.
この橋梁を模型にどのように落として行くかはまた考えましょう.
山田真幸 2001.9.27
2001.9.7
池田皓甫,山田純子,神保雅弘

右岸上流より新牛越橋を望んだスケッチです.橋の中央部に展望台を設けベンチを設置します.アーチ橋としレンガ(のような)テクスチャーとします.展望台への構造,デザイン,橋梁の構造については検討中です.

橋梁の取付け部についての検討のスケッチです.右岸側が急コーナーなので右折レーン・左折レーンの増設について検討しています.その他,歩車分離,照明,凍結防止,バリアフリー等の検討項目も加えてデザイン等を詰めています.

新牛越橋の平面図です.中央分離帯と街灯,街路樹,展望台等のイメージを表しています.
2001年9月7日のミーティングではこれらの資料を見ながらディスカッションを行いました.展望台のついた,アーチ橋.並木道を橋にのせたイメージとのことでした.北原先生より周囲の公園等も含めて整備計画を立てたらどうかとの意見をいただきました.中央分離帯に街灯を設置するには幅員が不足すると山田(助手)は考えます.しかし橋上に並木道と展望台をつくるアイデアは面白いと思います.
アーチ構造とレンガ(調?)のテクスチャーの重厚な雰囲気の下部構は,橋上に出現した並木道に負けず,このようなデザインとしたことは良いバランス感覚だと山田は考えます.
山田真幸 2001.9.7